赤旗水曜随想 抜本的な直接支援こそ/前参院議員 仁比聡平

  • 2020.07.29 Wednesday
  • 12:16

 あまりにもむごい大災害になってしまいました。これほどまでに梅雨前線が停滞し線状降水帯を発生させ続けたことはかつてありません。公私にわたり幾度もたずねてきた愛着ある地域の変わり果てた姿、被災者のほとばしるような嘆き。すべてを正面から受けとめ、元の生活とふるさとをとり戻せるまで、絶対にあきらめず、住民ぐるみの声をあげ続けたいと思います。

 

 

 政府にはまず日本共産党として申し入れた6分野17項目の緊急要求 申し入れ 全文の実現を求めます。

 

 かつてない洪水や土砂災害から多くの命を救った地域コミュニティーの力は特筆されるべきです。

 

 屋根裏の空間で息を継ぎながら携帯電話で励ましあい救助された方、屋根に逃げのびた人たちをラフティング(ゴムボート)で助けて回った方。1人暮らしの高齢者を励まして早期避難させ、半壊した家を一気に片付けた消防団。要援助者の様子を一番よく知り孤立集落で支援に奔走する介護従事者。

 

 そうした被災集落ごとに、在宅避難者にも温かい食事と復旧作業に必要な資材や道具、車の貸し出しも行う避難所を設ければ、住民が助け合い生活再建へ声をあげていく大きな拠点になります。

 

 

 敷地内の土砂やがれき、必要なら家のなかの災害廃棄物も公費で除去に踏み出し、先々恒久住宅として住める木造仮設住宅をつくる集落再建への道に、こんどこそ踏み出したいと思います。

 

 直面する、地域の安全性と安心できる治水の実現という大きな課題も、防災の専門家や行政とともに、住民自ら被災集落の様子を知り、道路や堤防、山林の復旧の見通しを含めた情報を共有しながら集落の話し合いで決めていく、科学的で住民が主人公の取り組みがどうしても必要です。

 

 そこに計りしれない困難をもたらしているコロナ危機。「国がどれだけ支援してくれるかわからない。ボランティアに片付けてもらって廃業することになったら申し訳ない」という温泉旅館の女将(おかみ)の思いを胸に刻んで、抜本的な直接支援を今度こそ実現します。(しんぶん赤旗 2020年7月29日)

赤旗水曜随想 「想定外」は許されない/前衆院議員 真島省三

  • 2020.07.22 Wednesday
  • 15:48

 

 この間、豪雨で大きな被害がでた熊本県人吉市、球磨村、芦北町、大分県日田市の天ケ瀬温泉、福岡県大牟田市、久留米市、長崎県大村市に行きました。

 

 

 人吉市や球磨村では、激流が住宅や商店街をのみ込み、2階の屋根まで浸水し、2階の床までぬかるんだ泥が20センチ以上覆っていました。住宅の庭に流された球磨川くだりの船、土台だけを残して流された家屋、電線に引っかかったプロパンガス、街路樹の上に乗ったソファやテーブル、どこから流されてきたのかわからない路上のピアノ、国宝・青井阿蘇神社の池にはマイクロバスを含む車4台と自販機2台…。

 

 私たちが聞いた被災者の声を、志位委員長がそのつど直接、武田防災大臣に電話で要望しています。

 

 この間、避難所の感染予防対策と生活改善、「分散型避難」をする方々を取り残さない支援など改善。さらに中小企業・小規模事業者の復旧のためのグループ補助金、被災者のための旅館・ホテルなどの借り上げ、事業者に対する直接補助を志位委員長が求めたのに対し、武田大臣はグループ補助金とホテル、旅館の借り上げは「措置している」、直接支援も「検討している」と回答しました(17日)。

 

 人吉市の青井阿蘇神社では、敷地入り口から階段を10段あがったところにある国宝の楼門が、私の首のあたりまで浸水していました。宮司さんによると、創建以来約1200年、ここまで浸かった記録はないとのこと。地球温暖化が異常な豪雨を引き起こしていると政府も毎年の「白書」などで認めており、「想定外」は許されません。ところが、やるべきハード、ソフトの対策さえ予算が少ないためにできておらず、地球温暖化対策には大企業の利益を優先して背を向けています。

 

 コロナや豪雨災害を通じて、日本の政治はこれでいいのかが問われています。議席を失った身で、被災者の窮状を聞けばきくほどメンタル的につらいです。来る総選挙、必ずや比例代表選挙で躍進し、国会に返り咲きたい。(しんぶん赤旗 2020年7月22日)

赤旗水曜随想 被災者の言葉にハッと/衆院議員 田村貴昭

  • 2020.07.15 Wednesday
  • 10:59

 

 「必ず再建します。小さな温泉旅館を見捨てないでください」。女将(おかみ)さんの言葉が脳裏に焼きついた。コロナ禍と水害の二重の被害に直面するたくさんの事業者。

 

 「目いっぱい借りていて、もう借金はできない」「長い休業を経てやっと営業再開したところなのに・・・」

 

 政府のグループ補助金制度を適用すれば、施設の再建に補助金が下りることを知らせると「ぜひお願いしたい。持続化給付金もまたほしい」。心が折れない対策、希望が持てる直接支援策が絶対に必要だ。

 

 「川に恨みはありません」。観光事業者の言葉にハッとさせられた。「川があって仕事があり、幸せをもたらせてくれたから」。住まいも生業(なりわい)も奪った集中豪雨。その大もとにあるのは地球温暖化。自然との共生を成り立だなくさせている。安倍内閣に言いたい。防災、減災を掲げるのなら、温室効果ガスを削減せよと。

 

 「政府や市は何をしてくれるのか!」。一瞬ドキッ、家の清掃途中だった被災者から厳しい声がかけられる。

 

 「何度も国会質問して、浸水の一部損壊にも応急修理代が出るようになりました。罹災(りさい)証明をとりましょう」。表情がゆるみ「申請を手伝ってくれんか」。

 

 被災者の見舞い、要望を聞き、ただちに政府・自治体に対策を要請する日々。「あんたたちが一番に来てくれた」。各県各地域で議員、支部を先頭にした共産党のネットワークが、被災者支援の重要な役割を担っている。

 

 「弁当が配給されるようになった」「簡易シャワーが設置されてうれしい」。スマホに入るメールの報告に安堵(あんど)し、次の被災地へ。(しんぶん赤旗 2020年7月15日)

赤旗水曜随想 来る総選挙へ決意/衆院議員 赤嶺政賢

  • 2020.07.08 Wednesday
  • 23:55

 6月7日投開票の沖縄県議選挙で、日本共産党は7人全員が当選した。全員当選が確定した瞬間は思わず「やったー」と叫んでしまった。

 

 

 オール沖縄の団結を大事にし、辺野古米軍新基地反対のたたかいを共にしてきた日本共産党への県民の信頼の証しだ。こんなにうれしいことはない。

 

 同時に責任も重大だ。議会の力関係はデニー県政与党が25人、野党は23人。前回より与党は2議席減らした。力関係が接近したこともあり、官邸や自民党が「いまが分断のチャンス」と、策動を強めている。議会運営は苦労するが、選挙中の新聞アンケートに辺野古新基地反対と答えた議員は27人にのぼる。この事実は重い。

 

 選挙後、菅義偉官房長官は「地元の理解が進んでいる」と強弁した。

 

 しかし、選挙後に琉球新報・沖縄テレビ・JX通信が合同で実施した県民世論調査では、辺野古新基地建設反対が61・95%にのぼった。デニー県政支持は61・55%で、不支持の21・31%を大きく上回った。一方、安倍内閣不支持は66・33%で、支持は18・73%にすぎなかった。

 

 結果を分析した江上能義琉球大学名誉教授は「県民の反対の意思は岩盤のように固い」「県民は辺野古建設にあくまで反対してほしいという強い意思を玉城県政に託し続けている」と分析した。

 

 同世諭調査では政党支持率も調査している。それによると自民党が18・73%、日本共産党8・96%、立憲民主党6・18%の順だった。

 

 国会内では解散風が吹いている。どのように動くかは誰もわからない。コロナ国会は、野党の共闘が大きな成果をあげた。国会閉会後も閉会中の委員会質疑が行われ、コロナで傷ついた国民の要求をとりあげ、安倍政権を追い詰めている。

 

 総選挙で沖縄1区から4区まで完勝して、安倍政権を退陣においこみたい。さらに、九州・沖縄比例代表ブロックとともに3議席をとりもどさねばならない。九州全域を襲った集中豪雨災害の被害の大きさに胸を痛めながら、来たるべき総選挙への決意を固めている。(しんぶん赤旗 2020年7月8日)

赤旗水曜随想 陸上イージスは『白紙』に/前参院議員 仁比聡平 

  • 2020.06.17 Wednesday
  • 23:56

 コロナ国会会期末。 「とにかく閉じて逃げるしかない」。安倍政権の醜態あらわです。

 

 そこに志位委員長の 「子どもたちに少人数学級をプレゼントしよう」との質問は大反響をよびました。だれもが生き生きと希望をとり戻せる「コロナ後」の社会を願っています。

 

 トランプ大統領言いなりの陸上イージス。河野防衛相は15日、「配備プロセスを停止する」と表明しました。5月下旬、「(ブースターを)確実にむつみ演習場に落とせることにならないことが判明した」「改修には12年、2000億円以上かかる」というのです。

 

 しかしこれは、すでに一昨年10月、山口県阿武町の住民説明会で防衛省が「絶対に陸上に落ちないとは言えない」「弾道ミサイルが直撃することと比較すると被害の度合いも比べ物にならない(少ない)」と開き直って激怒を買い、日本共産党の宮内欣二萩市議が徹底追及してきた当初からの重大問題です。

 

 発射され次々切り離される3段ロケットが頭上に落ちてくるのではないか。

 

 1年前、私の質問 (2019年6月3日参院決算委)に、当時の岩屋防衛相は、「燃焼ガスを噴射するノズルの向きを変更することで迎撃ミサイルの進行方向を制御する機能がございますので、この機能を用いて飛翔経路をコントロールし、演習場内に落ちるような運用を行ってまいりたいと考えております」と答弁しましたがそんな都合よくいくわけがない。案の定、「配備ありき」のうそだったのです。

 

 先人の苦労に培われた生活と生業(なりわい)のど真ん中に、超強力レーダーと迎撃ミサイル発射の巨大基地を新設しようとするイージスーアショアは 「停止」ではなく白紙撤回しかありません。

 

 先の沖縄県議選で日本共産党は「辺野古新基地よりコロナ対策を」と安倍政権を追い詰めました。

 

 国会をとめるな。山添拓議員が「10万円給付や家賃・学生支援、どれも政府・与党は当初行おうとしなかった。国会で審議してこそ現場の必要に応えられる」と見事に追及したとおり、民主主義の力こそ、肝心です。(しんぶん赤旗 2020年6月17日)

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