水俣病犠牲者を追悼 公式確認60年も解決遠く

  • 2016.10.29 Saturday
  • 23:58

 公式確認から60年を迎えた水俣病の犠牲者を追悼する「水俣病犠牲者慰霊式」が10月29日、熊本県水俣市で開かれました。患者団体などでつくる実行委員会と水俣市の主催です。

 

 水俣病は、加害企業チッソが有機水銀を含む工場排水を海に垂れ流し、住民が汚染された魚介類を多食したことによって健康被害の起きた「公害の原点」といわれています。

 

 多くの被害者が地域や出生年月による線引きなどで切り捨てられ、救済されないままになっています。現在も行政認定を申請中の人は2000人を超え、「ノーモアミナマタ第2次訴訟」の原告には1224人(熊本)が名を連ねるなど、60年たっても水俣病は全く解決していないのが現状です。

 

 4月の熊本地震で、公式確認の5月1日開催が半年延期された今年の式典は、患者団体の代表らによる「慰霊碑」への献水、参列者の黙とうと献花が行われました。患者・遺族代表の大矢ミツコさん(90)は、38歳の若さで夫が水俣病に侵され亡くなったことを涙ながらに振り返り、「チッソが憎らしかった。私たちと同じような苦しみは誰にもしてほしくない」と訴えました。

 

 山本公一環境相は、国の責任について「衷心からのお詫(わ)びを申し上げる」とのべましたが、救済されていない多数の被害者の存在にはふれませんでした。

 

 日本共産党の仁比聡平、武田良介両参院議員、田村貴昭衆院議員が参列・献花しました。(しんぶん赤旗 2016年10月30日)

仁比、武田、田村隆議員ら、水俣病患者らと懇談 熊本

  • 2016.10.29 Saturday
  • 23:57

 

 日本共産党の仁比聡平、武田良介両参院議員、田村貴昭衆院議員は10月29日、水俣病の犠牲者を追悼する「慰霊式」に参列するため熊本県水俣市を訪れ、未認定患者団体「水俣病不知火(しらぬい)患者会」(大石利生会長)の人たちと懇談しました。

 

 冒頭、国会議員団があいさつし「水俣病でも本気の野党共闘をつくり、被害者の完全救済をすすめたい」(仁比氏)、「救済に手を挙げられない潜在被害者がまだ何万人といる。私たち国会議員も先頭に立つ」(田村氏)、「国が、生まれた年や地域で被害者を線引きするやり方は到底認められない。全域的な健康調査の実施をはじめとして頑張りたい」(武田氏)とのべました。

 

 患者会からは、国が指定する救済の対象地域から外された天草市をはじめ不知火海沿岸の全域から約50人が参加。山間に位置する鹿児島県伊佐市の男性(77)は「廃線になった鉄道に乗って水俣から訪れていた行商人から、汚染した海の魚を買って食べました。伊佐市にも多くの被害者がいることを知ってほしい」と訴えました。

 

 被害者の掘り起こし検診に取り組む高岡滋医師は、医師団で10年以上にわたって実施した1万人の検診記録を集計した結果、地域の線引きに関係なく被害が広がっていることが改めて明らかになったと説明しました。(しんぶん赤旗 2016年10月30日)

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