赤旗水曜随想 「菅新政権と沖縄の矛盾」/衆院議員 赤嶺政賢

  • 2020.09.30 Wednesday
  • 11:42

 菅政権が発足した。マスコミは、たたき上げの苦労人政治家と持ち上げる。菅氏の虚像を無批判にばらまいているメディアに、率直に言ってがっかりさせられている。

 

 彼は官房長官時代、沖縄基地負担軽減担当大臣を兼務していた。辺野古ゲート前の抗議行動や東村高江のオスプレイ着陸帯建設に反対する住民運動を弾圧するために、全国から機動隊を動員する陣頭指揮を取ってきた。新基地を建設しなければ普天間飛行場の返還はありえないと県民にすごんできた。

 

 政府の言う「基地負担軽減」は「新基地建設」と不離一体。国策に抗議の声を上げるなら、国家権力の暴力で抑え込む。菅氏が沖縄基地負担軽減の任についたとき、地元紙は「悪い冗談」と書いた。彼ほど沖縄県民から嫌われた政治家はいない。

 

 翁長前知事が菅官房長官と会談した際、戦後沖縄の苦難の歴史と米軍占領下の国際法違反の基地形成過程を語り、辺野古新基地はつくるなと強く迫った。菅氏は「私は戦後生まれだから沖縄の戦後の歴史は知らない。大事なことは日米間で合意した辺野古唯一を実現すること」と居直った。

 

 菅氏の強権姿勢に翁長知事は「米軍の軍政下の最高権力者、キャラウェイ高等弁務官は『沖縄の自治は神話である』と言った。菅官房長官の姿勢はキャラウェイ高等弁務官の姿と重なる」と厳しく批判した。菅氏は反論不能となり、すごすごと沖縄を引きあげた。

 

 2018年10月9日に翁長知事の県民葬が行われたとき、安倍首相の追悼文を代読したのが菅官房長官だった。菅官房長官が「県民に寄り添い」と言った瞬間、会場から「うそつき」と怒声がとんだ。怒声はたちまち会場全体に広がった。そして「帰れ、帰れ」の唱和。抑えようとしても抑え切れない安倍政治と菅官房長官へのたまっていた怒りのマグマがふきだした。

 

 政府が提出した辺野古・大浦湾の軟弱地盤の設計変更申請を不許可にしようと提出された意見書はすでに約6000通に達した。菅新政権と沖縄県民の矛盾は、安倍政権以上に激化していかざるをえない。(しんぶん赤旗 2020年9月30日)

赤旗水曜随想 明日への希望を語って/前衆院議員 まじま省三

  • 2020.09.09 Wednesday
  • 14:23

 「国民の中には、安倍政治に対する深い不安やいきどおりがあるが、『それではどうしたらよいのか』という展望が見えない閉塞(へいそく)感もある。・・・明日への希望を語る活動を、総選挙に向けて日常不断に強めていく」(第28回党大会第一決議)。

 

 さらに「共闘の時代の選挙戦では、…『共産党だから支持する』という積極的な支持者をうまずたゆまず増やしていくことが躍進のカギ」「政党選択を争う比例代表選挙で、日本共産党に投票する支持者が広がれば広がるほど、比例代表選挙はもちろん、野党共闘でたたかう小選挙区での勝利の道もひらかれる。過去のどの選挙でもなかった位置づけで、『比例を軸に』を、文字通り中心にすえてたたかう」(同)

 

 9月末までの「党員拡大を中心とする党勢拡大特別月間」は、総選挙での党躍進、野党連合政権への道をひらく運動です。

 

 

 私は6月〜9月第1週、のべ84の党支部の方々と「党綱領と日本の未来を語る集い」や訪問・対話活動にとりくみ、18人の方を党に迎え、「しんぶん赤旗」日刊紙を11人、日曜版を58人に購読していただきました。大企業労働者、真ん中世代、元自民党員、元自衛官など、多彩な方々を党に迎えました。

 

 

 3時間防問して一人も増えないこともあります。しかし、入党や購読の働きかけそのものが ”積極的持者”づくりです。力まず、相手の話をよく聞き、丁寧な対話で党をより好きになってもらうよう心がけています。こんなに明日への希望、日本共産党のかけがえのない役割をすがすがしく語れる時代はありません。入党や購読をおすすめして、党員と支持者がお互いの思いを語り合えば、絆がより強くなります。

 

 日本共産党がいかに国民の苦難軽減のために献身しても、いかに野党の共闘の発展のために努力しても、党の自力を強くしなければ比例で躍進できません。私の「月間」目標は、地方議員や党支部のみなさんとともに、党員と読者で計100人増やすことです。あと13人、頑張ります。(しんぶん赤旗 2020年9月9日)

赤旗水曜随想 悪政の継承を許さない/衆院議員 田村貴昭

  • 2020.09.03 Thursday
  • 16:17

 ある報道記者から電話が入った。「自民党の総裁候補の中で、一番と思うのは誰ですか」。名前の挙がっている人はいずれも国会で論戦した顔ぶれ。のらりくらり、かみあわない答弁に歯がゆい思いをしたことを思い出す。いや、誰と言われてもみんな安倍政権の閣僚として、自民党の重職として、安倍政治を推進してきた人ばかりではないですか。亜流じゃ全くだめですよ。「なるほど」

 

 7年8ヵ月の長期政権で「レガシー(遺産)は『アベノマスク』だけ」と皮肉を込めた論評もある。思わず苦笑したが、振り返ってみよう。戦争法など憲法違反の数々の悪法、「モリ・カケ・桜」に代表される政治の私物化、2度の消費税増税で経済悪化、アメリカにもロシア、中国にもモノ言えぬ屈辱外交、そして、後手後手、ピント外れのコロナ対策――まさに歴史に名を遺(のこ)す悪政のオンパレードだった。

 

 こんなひどい政治の継承を許すのか、それとも、立憲主義を取り戻し、いのちや生活、個人の尊厳が大切にされる新しい政治をつくるのか。大いに訴えてゆかねば。政権与党はマスメディアを最大限利用し、総裁選や組閣に国民の関心を向けさせ、これまでの悪政を覆い隠そうとするだろう。しかし、新味を演出しようにも、化けの皮がすぐにはがれ、また米国追従、財界主役の強権が牙をむく。

 

 さよなら自公政権。市民と野党との共闘を深め、野党連合政権をなんとしても樹立したい。それは日本共産党が大きく伸びてこそ。激動の時代、総選挙に向けてのカウントダウンがはじまった。(しんぶん赤旗 2020年9月2日)

赤旗水曜随想 抜本的な直接支援こそ/前参院議員 仁比聡平

  • 2020.07.29 Wednesday
  • 12:16

 あまりにもむごい大災害になってしまいました。これほどまでに梅雨前線が停滞し線状降水帯を発生させ続けたことはかつてありません。公私にわたり幾度もたずねてきた愛着ある地域の変わり果てた姿、被災者のほとばしるような嘆き。すべてを正面から受けとめ、元の生活とふるさとをとり戻せるまで、絶対にあきらめず、住民ぐるみの声をあげ続けたいと思います。

 

 

 政府にはまず日本共産党として申し入れた6分野17項目の緊急要求 申し入れ 全文の実現を求めます。

 

 かつてない洪水や土砂災害から多くの命を救った地域コミュニティーの力は特筆されるべきです。

 

 屋根裏の空間で息を継ぎながら携帯電話で励ましあい救助された方、屋根に逃げのびた人たちをラフティング(ゴムボート)で助けて回った方。1人暮らしの高齢者を励まして早期避難させ、半壊した家を一気に片付けた消防団。要援助者の様子を一番よく知り孤立集落で支援に奔走する介護従事者。

 

 そうした被災集落ごとに、在宅避難者にも温かい食事と復旧作業に必要な資材や道具、車の貸し出しも行う避難所を設ければ、住民が助け合い生活再建へ声をあげていく大きな拠点になります。

 

 

 敷地内の土砂やがれき、必要なら家のなかの災害廃棄物も公費で除去に踏み出し、先々恒久住宅として住める木造仮設住宅をつくる集落再建への道に、こんどこそ踏み出したいと思います。

 

 直面する、地域の安全性と安心できる治水の実現という大きな課題も、防災の専門家や行政とともに、住民自ら被災集落の様子を知り、道路や堤防、山林の復旧の見通しを含めた情報を共有しながら集落の話し合いで決めていく、科学的で住民が主人公の取り組みがどうしても必要です。

 

 そこに計りしれない困難をもたらしているコロナ危機。「国がどれだけ支援してくれるかわからない。ボランティアに片付けてもらって廃業することになったら申し訳ない」という温泉旅館の女将(おかみ)の思いを胸に刻んで、抜本的な直接支援を今度こそ実現します。(しんぶん赤旗 2020年7月29日)

赤旗水曜随想 「想定外」は許されない/前衆院議員 真島省三

  • 2020.07.22 Wednesday
  • 15:48

 

 この間、豪雨で大きな被害がでた熊本県人吉市、球磨村、芦北町、大分県日田市の天ケ瀬温泉、福岡県大牟田市、久留米市、長崎県大村市に行きました。

 

 

 人吉市や球磨村では、激流が住宅や商店街をのみ込み、2階の屋根まで浸水し、2階の床までぬかるんだ泥が20センチ以上覆っていました。住宅の庭に流された球磨川くだりの船、土台だけを残して流された家屋、電線に引っかかったプロパンガス、街路樹の上に乗ったソファやテーブル、どこから流されてきたのかわからない路上のピアノ、国宝・青井阿蘇神社の池にはマイクロバスを含む車4台と自販機2台…。

 

 私たちが聞いた被災者の声を、志位委員長がそのつど直接、武田防災大臣に電話で要望しています。

 

 この間、避難所の感染予防対策と生活改善、「分散型避難」をする方々を取り残さない支援など改善。さらに中小企業・小規模事業者の復旧のためのグループ補助金、被災者のための旅館・ホテルなどの借り上げ、事業者に対する直接補助を志位委員長が求めたのに対し、武田大臣はグループ補助金とホテル、旅館の借り上げは「措置している」、直接支援も「検討している」と回答しました(17日)。

 

 人吉市の青井阿蘇神社では、敷地入り口から階段を10段あがったところにある国宝の楼門が、私の首のあたりまで浸水していました。宮司さんによると、創建以来約1200年、ここまで浸かった記録はないとのこと。地球温暖化が異常な豪雨を引き起こしていると政府も毎年の「白書」などで認めており、「想定外」は許されません。ところが、やるべきハード、ソフトの対策さえ予算が少ないためにできておらず、地球温暖化対策には大企業の利益を優先して背を向けています。

 

 コロナや豪雨災害を通じて、日本の政治はこれでいいのかが問われています。議席を失った身で、被災者の窮状を聞けばきくほどメンタル的につらいです。来る総選挙、必ずや比例代表選挙で躍進し、国会に返り咲きたい。(しんぶん赤旗 2020年7月22日)

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